シニア・コミュニティ 2020年特別号1

【特集】先行するドイツに学ぶ介護保険  ◆ 介護保険対象者を広げるドイツ◇浅川澄一
 ◆ 緩和ケアは国民の権利とされるドイツ◇佐々木淳
 ◆ 終末期を委ねられる医師がいるということ◇柿沼章子
 ◆ ドイツの介護保険制度

【Topics】地域の「つどい場」を考える  ◆ 地域住民が主体となる「つどい場」
 ◆ 〔インタビュー〕大木智恵子さん
 ◆ 家族介護者のつどい場状況調査から

【Interview】  ◆ 未来を担う人材への支援を通して◇奥平幹也

【Opinion】  ◆ 介護福祉道場あかい花発masaの声◇菊地雅洋
 ◆ 小島美里と日本の介護を考える◇小島美里
 ◆ 介護の扉◇藤ヶ谷明子
 ◆ 介護トラブル解決塾◇外岡潤

【Column】
【Etc.】



「シニア・コミュニティ 2020年特別号1」表紙


【特集】認知症を生きる当事者と繋がる地域

 今、なぜドイツか。変える勇気と決断を学びたい。
 日本の介護保険制度はドイツの制度を参考にして作られたと言われている。
 しかし、制度改定の度に介護サービスが縮小し続ける日本をよそに
 ドイツは「ベストな着地点」を求めて大胆な改革を進めている。
 日本の介護保険制度が始まって20 年。果たして“金属疲労”はないだろうか。
 これからも時代にフィットした制度であり続けることができるだろうか。
 未だに日本の一歩先を走るドイツの介護保険制度から率直に学ぶことから始めてもいいのではないか。

 ◆ 介護保険対象者を広げるドイツ◇浅川澄一(福祉ジャーナリスト・元日本経済新聞編集委員)
 ◆ 緩和ケアは国民の権利とされるドイツ◇佐々木淳(医療福祉法人悠翔会理事長)
 ◆ 終末期を委ねられる医師がいるということ◇柿沼章子(社会福祉法人はばたき福祉事業団 事務局長)
 ◆ ドイツの介護保険制度

【Tpopics】地域の「つどい場」を考える

            かつて、「無縁社会」と言われた時があった。社会から隔絶された人たち
            の実態を追ったNHKのドキュメンタリー番組をきっかけに広まった言葉
            であるが、今も〝無縁?は広まり深刻化していることは殺伐としたニュー
            スの氾濫から伺うことができるだろう。
            数年前から「共生社会」と言われ始めたが、この無縁社会の真逆にある言
            葉に〝響く?ものがあるだろうか。「いまさら何を言っている」と言いた
            くもなる。
            地域の繋がりが希薄になったことは、それこそいまさら言うことではない
            だろう。かつては住民を繋ぐ〝道具?として機能していた自治会や町会は、
            人口減や高齢化とともに特に都会では〝絶滅危惧種?になっている。それ
            こそ、回覧板を回すだけといったところも多いと聞く。
            東京世田谷区では「地域の絆再生支援事業」と銘打って、区民の自主的な
            地域活動に補助金を支給している。数百の団体がその補助金を使ってさま
            ざまな活動を行っているが、世代間を超えた新たな絆を結ぶまでに至って
            いるかどうか。
            また、オレンジプランのモデル事業として始まった「認知症カフェ」は、
            いまでは全国で3000ヶ所近くにまで広がっている。しかし、「認知症」
            というだけで抵抗を感じて参加したくないという人も多いのではないだ
            ろうか。
            もっとフラットな「つどいの場」なり「仕掛け」がないものか。
            いま、求められているのはどのようなコミュニティだろうか。
            自治会や町会の時代には戻らないだろう。
            国や行政が旗を振っても、それに乗って〝踊る?ほど単純な時代ではない。
            ネット社会に求められる「絆」とは何だろうか。
            明確な答えはない。
            しかし、人は人でしか癒されないのではないだろうか。
            人のぬくもりを感じながら生きていけるほど幸せなことはない。
            それは家族であっても、友人であっても、近所に住む人たちであっても。
            人は孤独には耐えられるが、孤立には耐えられないと言う。
            孤立させない「場」を住民の手で作り、育てることでしか
            地域の絆を結び直すことはできないのではないか。
            そこに行くと、見慣れた顔があって、話が弾んで、生きぬく力をもらう。
            今はそんな「つどいの場」が求められているに違いない。
            それは、市民が自らの手で作り、育ててこそ、より価値が大きくなる。
            小さな街の小さな空間から、小さな幸せが生まれる。
            まず、そこから始めたい。

 ◆ 地域住民が主体となる「つどい場」
 ◆ インタビュー〕大木智恵子さん
 ◆ 家族介護者のつどい場状況調査から

interview

介護人材の不足が問題になって久しいが、未だ先が見えない。何故か。日本の国のカタチにも関わる深刻な問題にも関わらず、あまりにも社会全体が無関心であることに大きな原因があるのではないか。介護の現場を経験した若い人材が、新しい世界を築きあげてくれるかもしれない。ミライ塾という〝チャレンジ?に注目したい
 ◆ 未来を担う人材への支援を通して◇奥平幹也(株式会社介護コネクション代表取締役/ミライ塾塾長)

Opinion

●まだ若いから終末期ではないと判断することの落とし穴
   ◆ 介護福祉道場あかい花発masaの声◆菊地雅洋(北海道介護福祉道場あかい花代表)

●介護と医療が両想いに
   ◆ 小島美里と日本の介護を考える◆小島美里(認定NPO法人暮らしネット・えん代表理事)

●小さなことからコツコツと
   ◆ 介護の扉◆藤ヶ谷明子(ジャーナリスト)

●弁護士直伝!介護トラブル解決塾 おかげさまです、外岡です! vol.48
   ◆ 介護トラブル解決塾◆外岡潤(弁護士/介護・福祉系法律事務所「おかげさま」代表)

Clumn

●若者は安易に稼げる途を行く    ◆ 老人たちの居場所◆中山賢介(コラムニスト)

●ソーシャルキャピタルという言葉    ◆ 佐々木炎(NPO法人ホッとスペース中原代表)

●特養倒産の連鎖がやってくるかも    ◆ 中村浩士(介護老人福祉施設麦久保園法人事務局長)

Etc.

 ◆ ドイツ視察団募集
 ◆ WATC NOW
 ◆ 書評
 ◆ その他

税込価格 1,000円 + 税
体裁 A4変形判56ページ
発行日 2020年3月2日

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